矯正歯科
成人してからでも、矯正治療は間に合います。
「もし子供の時に矯正していたら…」との思いを持つ人が実際に多数います。しかし、そのような気持ちを持っている皆さんに、伝えたい事実がございます。それは、成人後でも矯正の受け入れは十分可能、ということです。
トータス歯科クリニックでは、各患者様の具体的な状態や希望に応じた対応を心掛けております。
矯正にかかる料金は、税抜70万円からの設定となっています。初回のカウンセリングは無料です。
調整のための月額料金は税抜2,000円です。
矯正治療の不安や疑問点、何か気になることは遠慮なく質問してください。
矯正治療の多角的なメリット
矯正治療といえば、歯並びや噛み合わせの美しさが思い浮かべられるかと思いますが、それだけでは終わりません。
口腔の健康の向上は、体全体の健康をもサポートします。
歯ブラシの当たりが良くなることで、虫歯や歯周病のリスクを低減させます。
食事の際の噛み応えが向上し、消化へのストレスが減少します。
正確な噛み合わせは、顎のトラブルや身体のバランスの問題にもポジティブな影響をもたらすことが期待されます。
歯の配置変化を考慮すると、子どもの頃の矯正は治療期間の短さというメリットが挙げられます。
一方、大人の矯正治療は、明確な意向で長い道程に挑むことができ、治療目標もしっかりと設定することが可能です。
このため、子供時代の矯正と対比しても、大きな成果が期待できます。
歯並びと8020
「8020」の目指すところをご存じでしょうか。これは「80歳までに自分の歯を20本残している」というコンセプトで、日本歯科医師会と厚生労働省が推進する健康目標です。
2017年の厚生労働省のデータによれば、この目標の達成率は51.2%でした。
「8020の基準をクリアしている人々の歯の配置」を見ると、以下のような結果が明らかになりました。
上顎叢生(不規則な歯の並び):0%
上顎前突(出っ歯の特徴):15.4%
反対咬合(下の歯が上の歯より前に出ている):0%
空隙歯列(歯間に隙間がある):5%
開咬(前の歯が閉じていない):0%
これらの統計から、8020の基準を満たしている人々の中で、歯の配置に問題がある人は少ないことが確認できます。
つまり、整った歯並びの人は、長期的に多くの自分の歯を保持している傾向にあるのです。
矯正治療の全体的な健康へのメリット
なぜ8020の達成率が高い人々の中で、歯並びに問題がある人が少ないのか、その理由はシンプルです。
不規則な歯並びは、プラークや食べ残しの堆積を助け、それをきちんと取り除くのが難しくなります。
これがむし歯や歯周病のリスクを高め、結果的に歯の喪失を招く可能性が増え、8020の目標を達成するのが難しくなります。
さらに、歯が喪失されると噛み合わせの問題が生じ、それは顎の位置や筋肉のバランスを乱す可能性があり、全身の健康にも悪影響を及ぼすことがあります。
正しく並んだ歯は清掃しやすく、正しい噛み合わせを保持しやすいのです。矯正治療は、歯の美しさを取り戻すだけでなく、全体的な健康の向上にも寄与すると言えるでしょう。